通信教育課程・夜間

様々なニーズに応えられる学校

一般的に学校に通う場合は日中に授業を受けるものです。
当然ながら日中仕事をしている方は授業を受ける事ができないため、通学が困難です。
学校に通って学ぶ意思があるのに、経済的な理由でどうしても通う事ができない方も多いです。
このような背景を受け、できるだけ多くの方に学習する機会を増やすために活用されているのが通信教育課程や夜間学部です。

参考:大学通信教育とは

学び方の違い

通信教育課程や夜間学部では、日中に授業を受ける学校と学び方が異なります。
通信教育課程の場合はテキストに沿って自宅で学習を進め、色々な課題を提出して添削を受けながら所定の単位習得を目指します。
論文形式のリポートを提出して合格する必要があるため、自宅での学習とはいえ決して手を抜く事ができません。
テレビ、ラジオ、インターネットなどのメディアを活用して授業を進める場合もあります。
一方的に講義を行なうだけでなく、学生から相談をする機会を設けているので安心です。
定期的にスクーリングを実施している場合が多いですが、いつ実施されるのかは学校によって異なるためスケジュール調整が可能か確認をしてください。

夜間学部は二部とも呼ばれていますが、その名の通り夜に講義が行われます。
以前は大学をはじめとした様々な学校に夜間学部が存在して多くの学生が学んでいましたが、現在では多くの学生が昼間に講義が行われる一般的な学校に通学しているため、夜間学部のニーズが少なくなってきたと言われています。
徐々に夜間学部を設置している学校が減り続けて存在意義が問われていますが、多くの方に学ぶ機会を得てもらいたいという原点を忘れなければいつまでも必要な存在であると考えられます。

通信教育課程と夜間学部に共通しているのは、学費が安くて入学も決して難しくない点です。
一般的に通信教育課程は高等学校を卒業している方や同等の学力を有していると認められた方なら入学する資格を既に得ています。
所定の期間までに願書を提出して書類選考を経て合否が決定します。
場合によっては小論文の提出を求められる場合もありますが、決して難しいものではありません。

夜間学部の場合は昼間の学部に比べると入試の難易度が低めになると考えられます。
ただし学校によってはかなり難しい問題が出題される場合もあるため、決して軽く考えてはいけません。
夜間学部とはいえ、しっかり勉強をしていなければ合格できない学校もたくさん存在しています。
自分の学力をあらかじめ把握しておき、合格レベルに達している学校を選択するようにしてください。

通信教育課程や夜間学部で所定の課程を経て卒業した方は、昼間の学校に通学して卒業した方と同様に学士や短期大学士などの学位が授与されます。

専修学校

各職業のスペシャリスト養成をする学校

全国各地に様々な学校が存在していますが、仕事や日常生活において役立つ実践的な知識や技術の修得を目指すのが専修学校になります。
特定分野のカリキュラムに沿った授業内容を実施していれば専修学校とみなされるのではなく、所定の基準を満たして地域を管轄している都道府県知事の認可を受けなければ専修学校になりません。
専修学校の中でも課程によって種類に違いがあります。

参考:専修学校とは

課程の違い

専修学校は3つの課程が存在しています。
専修学校の中で最も多いのは専門学校で、高等学校を卒業した方を対象にした専門課程が存在しています。
専修学校全体の生徒のうち、専門学校に通っている生徒は約9割を占めています。

中学校を卒業した方を対象にしているのが高等専修学校で、高等課程が存在しています。
中卒の方でも専門的なスキルを修得して社会に通用する職業教育を行っています。
高等学校は全日制の場合3年なのに対し、高等専修学校の場合は1年以上の課程になります。

特別入学資格が問われないのは一般課程の専修学校になりますが、全国に200校弱しか存在していません。

専修学校で学ぶ分野

専修学校では色々な職業に必要なスキルを修得できるカリキュラムが設定されています。
学校によって分野が異なるため、学習する内容が異なります。
最も多いのは医療関係の専修学校で、文化や教養、工業、衛生、商業実務など様々な分野のスキルを修得できる学校が存在しています。

学校の選び方で注意しなければいけないのが、将来の自分に役立つ内容を学ぶことができるかという点です。
例えば将来的に看護師になりたいと考えている方が専修学校を選ぶ際に、商業実務の学校を選択してしまうとあまり意味がありません。
進路を決定する際に目標としている資格やスキルが明確に決まっていなければ、何となく専修学校を選んでも全く役に立たずに、無駄に学費と時間を費やす結果になりかねません。
専修学校に入学するからにはどのような資格やスキルを取得したいのか決めておく事が大切です。

専修学校によっては卒業と同時に資格を取得できる場合や、卒業することによって受験資格を得られる場合があります。
特に国家資格の養成機関に指定されている専修学校を選択することによって、自分の将来設計を明確に決めやすくなります。
将来美容師になりたいと考えている方は、美容師の養成機関に指定されている専修学校を選択する等、目標とする職業にどんなスキルが必要になるか確認しておくことが大切です。

専修学校も国公立、私立が存在しており、それぞれ学費がまちまちです。
特定のスキルを修得するにあたって必要な予算を把握しておくことも大切です。
学費が用意できない場合は、奨学金制度や勤労学生控除などの活用も検討しましょう。

専門学校

即実践型の専門スキルを修得

将来自分がなりたい職業に必要なスキルを確実に取得したいと考えている方に人気がある進学先が専門学校です。
4年制大学や短期大学でも専門的なスキルを修得できますが、専門学校では特定の資格やスキルの取得を目指している方に最適な学校になります。
在学期間は1年から2年に設定される場合が多く、比較的短い期間で内容の濃い学習を進めなければいけません。
短期間で集中して高度なスキル修得を目指せるため、効率良く学習を進めたい方に向いています。

参考:専門学校とは

専門学校の特徴

専門学校と専修学校が大きく違うのは、専門課程の有無にあります。
専修学校のうち、専門課程が存在している学校が専門学校に該当します。
専門課程は高等学校を卒業した方が対象になるため、専門学校に入学するためには高等学校を卒業している事が最低条件になります。

修業課程が2年以上の専門学校で、授業時間や成績など所定の課程を経て卒業した方については、専門士の称号が与えられます。
4年制大学の学士や短期大学の短期大学士と異なる、独立した称号を得ることができます。
実践的な内容のカリキュラムに沿って学習を進めるため、専門学校を卒業した後にはその道のプロとして活躍することも可能です。

専門学校へ進学するには

専門学校に入学するためには、高等学校を卒業した方や準ずる方に限定されています。
高等学校を中退したため中卒という方については、原則として入学が認められません。
これは専門課程が高等学校を卒業している方を対象にしているためです。
場合によっては一般課程において中卒者でも入学できるとしている学校もありますので、確認が必要です。

専門学校への入学資格を満たしている方を対象にして入学試験を実施行い合否が決定されます。
高等学校から推薦を受けられる方については推薦入試のチャンスがあります。
書類選考を経て面接試験を実施した結果合否が決定されます。
推薦入試に漏れた場合は一般入試を受験します。
試験の段階で実技試験を実施して実力を判断される場合もあるため、実技系の専門学校を目指している方は事前に心の準備が必要になります。

専門学校からの編入

専門学校へ入学した方が、いろいろ考えた結果で短期大学や4年制大学へ入学し直して勉強し直したいという場合は編入試験を経て大学(短大)への編入も可能になっています。
ただし全ての専門学校から編入できるのではなく、特定の要件を満たしていなければ編入手続きができません。
例えば看護師の資格取得を目指して専門学校へ入学した方が所定の課程を修了していれば、看護学部がある短期大学または4年制大学への編入が認められるようになっています。
専門士の称号を得ている方については大学への編入が可能になると覚えておきましょう。

大学院

更に専門的なスキル修得を目指す

4年制大学の課程を修了して卒業を迎える方は、進路の選択肢が大きく分けると2通りあります。
ひとつは大学を卒業して就職をする場合で、以前は多くの方が就職する道を選んでいました。
もうひとつの選択肢は大学院へ進学する事です。
大学院は4年制大学を卒業した方や、ほぼ同じ程度の学力を有していると認められた方が入学できる学校になります。
就職活動が思うようにいかずに内定がもらえなかった方、良い就職先が見つからなかったという方などは大学院への進学に進路変更するケースも多いです。
社会人経験を経てからもう一度専門的な学習をやり直したいとして大学院へ入学する方も珍しくありません。

大学院では大学で学んできた事よりも更に深い研究を行なって専門的なスキルを得る事ができるように目指していきます。
文系と理系の大学院によって内容は異なりますが、基本的には深い研究を実施する事に関しては共通しています。
研究を重ねてインプットすることも大切ですが、何よりも研究の成果としてアウトプットできなければ意味がありません。
大学院に進学してどのような成果を残すことを目指すのかをはっきりと決めておくようにしてください。

参考:大学院

大学院へ進学するには

大学院を目指す選択肢としては、卒業する大学の大学院に進む場合と、他の大学院に進む場合があります。
同じ大学から院に進む場合は推薦枠に入れてもらうことも期待できますし、入試の一部が免除される場合もあります。
比較的進学しやすいですが、大学院への進学を志望している方の全てが有利な条件が適用されるとは限りません。
大学在学中に優秀な成績を収めている、大学院での研究に対して興味を持って熱心に取り組む姿勢が感じ取れるなど有望な人物だとみなされなければいけない場合が多いです。
推薦から漏れてしまった場合は大学院入試を受けて合否が決定される事になります。

大学院入試については学校によって実施される内容が異なるため事前に確認が必要です。
例えば既に大学を卒業して学士の学位を得ている方については、書類選考の段階で卒論を提出するように求められる場合もあります。
ペーパーテストや面接試験を実施したりする場合もあります。

大学院には修士、博士、専門職学位の3種類の課程が存在しています。
学校によって異なる場合がありますが、一般的には修士課程で2年、博士課程で3年の期間を要するケースが多いです。
ただし学校によっては在籍できる期間が決まっているため、所定の期間内で課程を修得できたと認められなければ学位を与えられません。
いずれにしても長期間に渡って研究することになるため、自分が志望している大学院は間違いなく将来の自分に役立つ研究ができる環境にあるのか確認する必要があります。

短期大学

効率良く知識や技術を修得できる

短期大学と4年制大学、専門学校ではそれぞれ異なる学び方を実践していますが、短期大学ではそれぞれの良い点を併せ持った学習を実現できるのが大きな特長になります。
在学期間は2年間に設定している学校が多いですが、中には3年間の在学期間を設定している場合もあります。
自分が将来どのような仕事に就きたいのかによって学校の選び方が変わるため、どの学校を選ぶのかが自分の将来を決めると言っても良いでしょう。

参考:短期大学の魅力

様々な資格取得を目指せる

短期大学と4年制大学を比較してみると、大きな違いになるのは実践的な専門スキルを修得できる事があげられます。
4年制大学でも卒業と同時に得られる資格や、受験資格を得ることができる資格が存在していますが、短期大学よりも倍近くの期間が必要になります。
効率良く資格取得を目指せるのは間違いなく短期大学になるため、近い将来はこんな資格を活かした職業に就きたいと考えている方にとってはかなり近道になると考えられます。
例えば近い将来は小学校の先生になりたいと考えている方が選ぶ進学先としては、教育学部がある4年制大学と短期大学を選ぶことになりますが、早く小学校教諭として働きたいと考えている方は短期大学を選択した方が良いと考えられます。
短期大学で所定の課程を経ていれば受験資格を得て卒業後に資格取得を目指す選択肢もあります。

専門学校の場合は専門的なスキルを修得するために必要なカリキュラムに沿って学習を進めますが、取得できる資格が限られています。
最初から将来の就職先を確実に決めている場合は良いかもしれませんが、万が一途中で気が変わった場合は今まで学習してきた事が全て無駄な努力に終わってしまう可能性があります。
柔軟に他の資格取得を目指せる点でも短期大学の方が有利になる場合が多いです。

国公立と私立の違い

短期大学にも4年制大学と同様に国立、公立、私立の種類があります。
圧倒的に多いのは私立短期大学で、公立と国立の順で全国各地に存在しています。
入試はほとんどの学校でセンター試験を利用しており、二次試験に進む場合が多いです。
他にも推薦入試やAO入試を実施している場合があります。

4年制大学と同様に短期大学でも私立の学費は高くなる傾向があります。
できるだけ学費にお金をかけたくないと考えている方は国立や公立を志望する場合が多いです。
ただし、私立によっては特待生制度が準備されており、優秀な成績を収めて品行方正な学生と認められた場合は入学金や学費が免除されたり減免されたりする場合があります。
学ぶ意思が強いのに学費がなくて諦めていた方に対して門戸を広げている学校も多いです。
奨学金を利用できる場合もありますが、奨学金については卒業後に返納する必要があります。